追記より痛々しい武羅魂語り。太陽と海賊両方入っているので日記カテゴリはジャンルごっちゃです。
まだ本文を追記に入れる理性はあったそうです。
そんなアレなブラコン語り、読んでやらんこともないぞよ、という方は追記よりどうぞ。
まっとうに考えるなら(恐らく)この二人はブラコンではないと思う。
この場合のブラコンとは、弟に対して何かしらコンプレックスを持っている、弟を非常に大切にしている、弟大好き過ぎる、という意味とする。
まずこの二人のブラ魂(ブラコン魂)の対象となる、GBAジャンゴとルフィについて見てみよう。
この二人はあまりブラコンというイメージはない。
これは二人とも極力心情を表現されないようにされており、「こいつはこんな考え方をしている!」ということが掴み辛いからではなかろうか。
ルフィが漫画の中で心情描写を入れないようにされているのは、SBSでも言及されていたことである。
ルフィは考える前に行動するか考えても表に出さず行動する。
ジャンゴはゲームの主人公の中でも主人公=プレイヤーというスタンスをとっており、その心理はほぼプレイヤーに準じる。セリフもあまりないし、状況説明等はおてんこさま、サバタにされている状態である。
(主人公=プレイヤーと表現したが、これと対照的なのがナムコのティルズオブシリーズと言った、主人公がキャラクターづけされていて話すものである。)
この二人の場合、行動もまたブラコンだからそう行動するのか、大切だからそう行動するのか、判断しにくい。
対してブラコンと判断するエースとサバタについて見てみよう。
エースはブラコンか否か。私の場合、pixivでD兄弟を見るまではエースを特筆してブラコンだとは思っていなかった。故に、私のブラコン判断もエース=ブラコンという図式を好んでいるがゆえに出てくる妄想だ、と言えないわけではない。
私は「エースが弟を非常に大切にしている」という発想に感じ入りコミックスを読み返してみたのだが、いくつかpixivとは別に「これはブラコンなのでは?」と思うシーンがある。
エース初登場時、ルフィは仲間に兄がいることを話していないが、57巻でエースは白ひげに喜々として弟の手配書を見せている描写がある。また、戦争編でマルコがルフィの顔を知っていたから、恐らく複数回エースに弟の話をされていたと考えられる。
ここが私がブラコン疑惑を持つポイントである。
本誌の展開で感じ入ったのだが、エースはルフィをとても大切に思っている。
それは「自分が生きていてもいいのか」と抱えていた感情に対して、ルフィが「いないと困る」「生きていて欲しい」と答えたから。
エースはルフィに生きていることを許されたから、自分に生きる価値をくれたルフィを大切に思っている。
どうやらエースブラコン疑惑は、「ブラコンと名付けたら楽しい」程度のものと考えられるかもしれない。
次のブラコン疑惑、サバタ。
ボクタイ一作目のサバタはたびたび弟の前に現れることから「サバタストーカー説」というものもあるが、これはゲームの都合上しょうがない。サバタが来て話しかけてくれないとジャンゴもおてんこさまも目的地を決められず路頭に迷ってしまうだろう。
一作目の二人の出会いは、サバタがいきなり発砲するというものだった。乱暴だなおい。
その後三作、サバタはジャンゴと出会うわけだが、一作目と二作目は両方ともジャンゴに戦場から離れるよう示唆している。
(伯爵戦後「これ以上の深追いはやめろ。親父の仇は取ったのだろう?」
リンゴ遭遇後「太陽銃を失ったおまえにかなう相手ではない。引き返せ」)
発言は乱暴だが、常に弟のことを気遣っているように見えてならない。
三作目では地球を巻き込んだ兄弟喧嘩に発展する。アレか。可愛さあまって憎s(ry
さてここで何故私がサバタが弟を大切に思っていると判断したがるか。
サバタは幼少の頃ダークマターを体に取り込んだことにより、とても不安定な体をしている。(いつまで生きられるかわからないことも本編で語られている)
「イモータルでもなければヒトでもない」とは本人の弁である。
吸血鬼でも人でもない、その状態で「自分が確かに人間である」ことを証明するのが、弟の存在ではないか。
人間である弟と同じ血を持つ自分は、人間である。弟のその血だけが、自分が人間であることを証明する。
サバタが人間であるために、ジャンゴはどうしても必要なのではないか。
そう言った理由から、サバタはジャンゴを気にかけている(むちゃなことはするなと思っている)と考えられる。
脳内をまとめてみたが、弟に多少の執着はあれど、それを全てブラコンだと判断するのは乱暴だった、ということだろう。
弟への執着=ブラコンと判断するならそうでもないが。
結論としては、「自分ブラコン好き過ぎ」ということである。
今回ひろし花白兄弟は割愛したが、こちらもぜひ語ってみたいものである。