(no subject)

自分が被災しているわけじゃないんだし被災地の方はもっと大変なはずだから私は泣いたり荒れたりしちゃいけない、って発想が理解できない。みんな、例え被災者でなくても当事者でしょう？この災害に対する。悲しいも辛いも自分の心が感じていることで、それは誰かと比べられるものではないと思う。生活に差はあるでしょう。でも壊れそうな心にも立ち上がろうとする心にも差はないでしょう。私は家族が被災している間、ずっと怖くてしょうがなくて、自分の心が死ぬんじゃないかと思った。それでもmixiはTwitterは更新され続けて、世界が滞りなく回っていくことが怖かった。Twitterのリアル垢とmixiは本当にそれが顕著で、怖いのは私だけ？どうしてみんなそんなに淡々としているの？どうして勝手に時間は進んでいくのこんなにこんなに助けてって叫びたいのに。正直弱音も恐怖もどこで吐き出せばいいのかわからなかった。罹災した家族が帰宅して、やっと時間が動き出した。「何で」って聞いたって時間は勝手に進んでいくもので、まわりはその時
間に沿って生きてただけなんだ。それで、生きて時間を進める人が、心をとめずにいられる人が「これから」をつくれるんだ。亡くなった方の時間はとまっていて、もう動き出すことはできない。でも今生きてる人は、みんな未来をつくることができる。被災地も非被災地も「これから」をつくるポテンシャルを持っていることにかわりはないでしょう。辛い怖い悲しいはいつもの生活にも潜んでいて、それはいつでも心をかきむしる。「被災地の状況に比べれば私の悩みなんて辛く思う方が馬鹿らしい」って、わざわざ被災地に比べる理由がない。辛くて悲しくて怖くて叫びたいのはその感情の当事者だけが生で感じられるもの。泣いて喚いて落ち込んでから、ふと自分の中の時計が動きそうになった時、そこから「これからどんな生活を、社会を、世界をつくりたいか」って考えればいいじゃない。これからがある状態が生きてるってことじゃないの。

被害の状態だけで悩みや不安の軽さを決められたら私もう心の置き場がない。

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